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flying disc radioのWebマガジン

アクリル絵の具を溶きながら

約 2 分

「整骨院」

最近訳あって、駅前の整骨院に通っている。
その整骨院は、インターネットで調べて1番上に出てきて、さらに近所、という安易な理由で決めた。

どうやら都内でチェーン展開しているその整骨院。
予約をして行ってみると先生の多さにまず驚く。
(今まで整骨院と鍼灸は個人の院にしか行ったことがなかった)
さらに個室以外はお客さん達が近すぎて、まな板の上の鯉状態の老若男女がその辺でごろごろしているではないか!こんなの恥ずかしすぎる!

しかしここに行くと決めてしまった私。

ひとまず子連れでもオッケーとわかり、たまに娘も連れて行くことにした。

施術を受けている私のとなりに座って、DVDを観ながら40分ほど待ってくれている娘。
ある日いつも通り娘に待ってもらいながら施術を受けていると(私はうつぶせ寝状態)、ドカン!と音がして飛び上がった。
なんと椅子に座っていたはずの娘が後頭部からひっくり返っているではないか!

もちろんギャン泣きの娘、すぐに抱える私、若い先生は呆然。
娘にどうしたか聞くと、寝てしまったようだ、、えーー?!なんてこった!!

先生は何事も無かったかのようにしていたので、事の重大さを伝えると、少しして思い出したかのように娘の頭を冷やしてくれた。
その後は娘が泣いてるのにも関わらず、熱心に私の身体の説明をしてくれている、いい、しなくて、娘が危ない、黙ってくれ、と心で叫んでいた私。

次の施術の際別の先生にこの事を話したら共有されておらず、驚いていた。
その後は娘用に椅子ではなくマットや毛布が用意された。「あるんかーい!!」私は心の中で呟いた。

そんなある日娘が言った。
「頭ごっちんするから、せーこつえん(整骨院)行きたくない。」

って、、。

おや、、?

ん、、?

そうだ!

というわけで、セカンドオピニオンはどんどんして行こう、と思った次第でございました。

About The Author

Junko Kawashima
伊豆大島出身。
美術短大在学中よりイラストレーターとして活動。
CDジャケット、雑誌、文庫本表紙、壁画、アパレル系など
様々なイラストを手がける。
初の個展はアメリカのノースカロライナ州。
その後香港やマレーシアなど様々な場所で作品の発表を続け、
現在は子育てをしながら絵本を制作中。

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