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散歩グラフィー ~第七回 沖縄編①~

約 5 分

FLYING DISC RADIO SHIBUYA

イベントのお知らせ★ 2018年10月13日(土)16時〜22時 場所は「サウンドシステムやゆとりのあるスペースが好評の「EN-SOF TOKYO」」さんにて開催します。 どうぞ、お気軽にお越しください。
FLYING DISC RADIO SHIBUYA

第七回 沖縄
写真と文:秋房和伸

先月末、二泊三日で沖縄に行ってきた。
妻の友人夫婦が沖縄に住んでいるので、その人たちを訪ねて、少し観光もしようというわけだ。
あと僕の大学の同級生が沖縄で古本屋をやっているという噂を聞いていたので、そこにも行ってみたいと思っていた。

10年ぶりくらいの沖縄、空港からのモノレールの切符にQRコードが付いており、それをスイカのようにタッチして改札を通るようになっていた。
切符+QRコード、過去なのか未来なのかよくわからない感じ。

国際通り近くの駅で降りて、とあるお店の通用口らしき細い道を歩いて行くと駐車場があって、そこの壁をよじ登るとその下にブロック塀を積んだだけの階段があって、それを降りて細い道を進んで行くと、お世話になるお家に着いた。
この道程にすごく感動した。
秘密の抜け道感覚の生活道路で、以外と色んな人が歩いてたりするし。
自分が子供の頃もこういう道がよくあった気がするけど、いつのまにかなくなってしまったり、率先してそういう道を通ったりしなくなってしまったなあ。

その日は国際通りの近くの「竜宮通り 社交街」にあるお店で晩ご飯を食べて、市場を少し歩いてから「BAR サクラザカ」へ。
お世話になっているお家の旦那さんがやっているBARなのだけど、色んな古い雑貨やジュークボックスで埋め尽くされた、とてもイカしたお店。
「ペンギンズ・メモリー」のグッズがあったことも気になった。
最近良いなと思う店には「ペンギンズ・メモリー」のグッズが何故かある。

レコードのリクエストが出来るのだけど、すでにいたお客さんが沖縄で音楽関係の仕事をしている方で、あれ知ってる?これ知ってる?と、色々お勧めの曲をリクエストしてくれて楽しい。
普段聴かないような曲でも、こういうところで聴くとすごく新鮮に聞こえたりして良い。
僕は南佳孝の「モンローウォーク」をリクエスト。
2~3杯飲んで、お店を後にする。

サビが来たら絶対わかる!を連呼されて聴いた曲。
Footloose / Kenny Loggins

「BAR サクラザカ」
沖縄県那覇市牧志3丁目8−1

それから近くにある「桜坂劇場」。
ここは映画館なんだけど古本や雑貨も売っていて、久里洋二「人間動物園」を購入。
映画もミニシアター系なラインナップで、ちょうどデヴィッド・リンチ「アートライフ」なんかをやっている感じ。

「桜坂劇場」
沖縄県那覇市牧志3-6-10
http://sakura-zaka.com

この日はこれで家に戻って就寝。

翌朝、のんびり起きて車で出発。
しかしこれは散歩グラフィーということで書いているので、車での移動のことはちょっと省略することにしよう。
ただ、お昼ご飯を食べるために立ち寄ったコザ市のことは少し書いておきたい。
コザ暴動で有名なところで、昔はすごく賑わっていたという洒落た商店街があるのだけど、ほとんどのお店が閉まっていた。
そんな中開いていた「チャーリー多幸寿」というタコス屋さん、ここはヤバかった。

SINCE 1956とあるように、中は古い喫茶店と食堂を足したような独特の雰囲気。
「満島真之介おすすめの店 認定証」という色紙がレジに置いてある。
タコスの店だけどメニューには大好きなエンチラーダがあったので、そちらを注文する。
僕らが入った時は多少席が空いてたけど、その後すぐに満席になってしまった。
エンチラーダも美味しかったし、ここは僕もオススメの店です。

「チャーリー多幸寿」
沖縄県 沖縄市 中央 4-11-5

お昼ご飯を食べて、陶器市に行ったり残波岬に行ったりしてから、次の日に行く予定だった「栄町市場」が、昼と夜では全然雰囲気が違うから夜行くのもいいかも、ということで行ってみる。

古い市場の中は小さな飲み屋が密集していて、新宿の思い出横丁とかの雰囲気に近い。
ここにある飲み屋で働いているおばぁたちが「おばぁラッパーズ」という名前で音楽活動をしているらしく、その店に行ってみる。
さすがに仕事中はラップはしていなけど、混んでて活気のあるお店。
美味しいし値段も安い!
天井に卵を入れる紙のパックがいっぱい貼付けてあったのがなかなか独特で良かった。

栄町市場おばぁラッパーズ「栄町市場おばぁラップ」

「食堂カフェとも」沖縄県 那覇市 安里 387-8

晩ご飯を食べた後も、迷路みたいな市場をぶらぶらする。
そしてせっかくだからもう一軒と「昭和茶屋」という一軒の飲み屋に入ることに。
中では年配の男女数人がいい感じで酔っぱらっていて、どうぞどうぞと僕たちを招き入れてくれた。
店のマスターも酔っぱらってるけどよろしく、みたいな感じで、みんなわいわいしている。
話を聞くと、僕たちと同じようにここに初めて来たという年配の夫婦もいて、すでに馴染みの常連みたいな溶け込み具合。
とりあえず、ハイボールとつまみのセットがあったので頼んで飲んでいたけど、つまみはなかなか出てこない。
隣に座っていたおじぃ2人組が、何頼んだの?と聞いて来たので、つまみのセットって言ったら、つまみ来てないよ!って言ってくれたけど、「今日はもう作りたくないんだよね」と言って、「これサービスするから」と言って簡単なつまみを出してくれた。
もう今日は作りたくないから作らない!でも結局つまみは出て来てサービス!
自分たちも全然OKだし、このノリはすごく良いな。

その後もかなり泥酔しているおじぃたちと一緒に泡盛を飲んで、みんなで酔っぱらった。
お店のマスターと大竹伸朗の話でちょっと盛り上がったり、お客さんのおじぃたちから沖縄の話を色々聞いたり、逆に東京のことを聞かれて東京の話をしたり、僕もかなり酔ってたからうろ憶えだけども、非常に楽しい夜だった。
ていうかおばぁラッパーズもそうだけど、沖縄の老人はみんな元気だなあ。

「昭和茶屋」沖縄県 那覇市 安里 388-1

長くなったので、次回に続く。

今回訪れた場所の地図
https://drive.google.com/open?id=1U6f3hrEjfZ8fi3Vem17o-Dvvi2ErPCgP&usp=sharing

About The Author

Kazunobu Akifusa
グラフィックデザインを中心に、映像、音楽、DJ、工作のワークショップ、フレデリック・パカ研究家などアレコレ。
音楽は秋福音とマルシア・ガルケスという二つのグループで、DJはAsufikAという名前で、Tokyo Obscure WavesというNew Waveイベントで主にやってます。
散歩と旅行と自転車、ふらふらすることを好む。

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