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flying disc radioのWebマガジン

アクリル絵の具を溶きながら

約 2 分

ひたすら歩く

最近体調があまり良くなかったので、ママチャリをやめて、徒歩にしている。


幼稚園までがなかなか遠く、大人の足で20分、子供の足では倍以上かかる。
最初は私も体調的に疲れやすかったので、ベンチなどで休みながら迎えに行ったのだが、最近は体力がついてスタスタと歩いて行けるようになった。

帰りは娘と公園に寄ったりおやつにしたり、休憩を入れつつ家まで歩いている。


そんな日々を過ごしていると、自転車の時より数倍時間がかかっているはずなのに、「私時間がたくさんあるな〜」と思うようになった。
もはや「時間だけはある」ぐらいの精神に達している。

徒歩は時間がかかると割り切っているので、そこから生まれた、ある意味諦めの気持ちが「時間だけはある」なのかもしれない。
なぜ自転車の時は毎日あんなにもバタバタしていたんだろう、、。

ほかに、歩いているとグルグル考えてた事がクリアになったり、小さな四季の変化に気がついたりもする。
今は娘と沈丁花の香りを嗅いだり、桜の蕾がふくらんでいるのを見つけて喜んだりするのが楽しい。


友達の家を自転車で探した時はいくら通っても見つからなかったのに、歩いたらすぐに見つかったり。
たくさんのことを見落としていたんだなぁ。

そして毎日娘をたくさん歩かせている事で、「今日も娘をたっぷり運動させたぞ!」という子育ての自信が持てたりする。(休みの日にテレビばっかり見せてしまった日は罪悪感。)

歩く事で私も娘も体力がついてきたので、今後もたくさん歩いて色んな発見をしようと思うのであった。

About The Author

Junko Kawashima
伊豆大島出身。
美術短大在学中よりイラストレーターとして活動。
CDジャケット、雑誌、文庫本表紙、壁画、アパレル系など
様々なイラストを手がける。
初の個展はアメリカのノースカロライナ州。
その後香港やマレーシアなど様々な場所で作品の発表を続け、
現在は子育てをしながら絵本を制作中。

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