絵本スランプ
私は絵を描いていて、度々スランプに陥りまくる。
もう20年弱絵を描いてお金をもらっているのだけど、、。
しかしスランプになるのはイラストの仕事ではない。
イラストの仕事だけならクライアントの要望があるので意外とスムーズに終わることが多い。
今のスランプとは、自分の作品と向き合う時に起きがちである。
最近は絵本の創作活動だ。
誰に指示されたわけでもなく、やりたくてやっている、そして勝手にスランプに陥っている。
なんじゃそりゃ。
絵本の世界は自由なようで、実はとても奥深く、文章の作りは500通りぐらいあって、線一本の引き方と色使いは20000通りぐらいある。
絵本作家として活動するのが目標と言うよりは、ただ自分が描いた絵本を多くの人に見てほしい。
それだけなのだが、それが一番難しい。
(それだけなのだが、なんて言ってはいけない)
多くの人に見てもらうためには、まず絵本のコンテストか何かで優秀賞を取って、出版社に認められて、さらには有能な営業マンに本を売ってもらわないとできないことである。
本屋で平積みしてもらわないと、本は売れない。
この手順を踏むためには、子供の手に届くまでに大人たちを納得させる絵本を描かないといけないのだ。