ピアノ風
ギターやベースでしか作曲が出来ない為か、ピアノあるいはキーボードで書かれた曲に惹かれる事がよくあります。
ピアノで作曲する人は殆どがクラシックや音楽理論に触れた人で、ギターを引っ掻き回しているだけでは簡単に出来ないコード、コード進行が自然と曲に入っていることが多いと感じます。
ずっとギターでの作曲を続けてきましたが、数年前からギターで奏でるという制約を取り払って作曲したいと感じる事が多くなりました。
ピアノ(キーボード)での作曲も試しましたがうまくいきませんでした。
ピアノと違ってギターには6本しか弦が無く、普通のチューニングで複雑なコードを使おうとすると弦の抑え方も難しくなります。
そこで簡単に抑えられるように弦の方に合わせてもらおうと、不規則なチューニングへ変えるようになりました。
チューニングを変えることで、一般的なチューニングで弾いていたときの限界のようなものが除かれ、より自由に作曲出来るように感じました。
曲の断片が出来た時良いと思うものはすぐに保存しておきますが、聴き返してみると無意識のうちに「ギターで作られた感じのしないもの」を多く取っておいてあるなと思います。
「ピアノ風」に憧れて、自己流の変則チューニングはアルバム毎に増えています。